24人の声がひとつになった日

2026年5月8日

24人の声が1ミリたりとも違う事なく、ピッタリと重なり合った、見事な美しいハーモニーだった。

去年の年末、第九の合唱でもおそらく素晴らしかったろう。

その歌声を聴き逃したかと思うと返す返すも残念だった。

4月26日。取手市民会館大ホールで開催された女声合唱団リベラによる第6回演奏会。

Sさんは前列でセンターを占め、いつもの柔らかい笑顔とは違った、気合いの入った真剣な表情で目を輝かせていた。

石井綾氏の奏でる美しいピアノの音色に合わせ、指揮者竹内雅挙氏の、指の先の先にまで魂のこもった華麗な舞うが如き指揮に、48の瞳が心が、ただその一点に集中し、美しく壮大に開花した。

信頼と絆の歌声は会場に響き渡り、2度のアンコールの元、感動の幕を閉じた。

「きんいろの太陽がもえる朝に旅にでようかたったひとりで」やなせたかし<愛する歌>より

"今回のコンサートのテーマは「愛」と「旅」人生は愛にあふれた旅のようです。

生活や体力と相談しながら、歌い続けることは簡単なことではありません。それはもしかすると見知らぬ土地へ旅にでるような勇気や挑戦とも似ているかもしれません。

しかし合唱はたった一人ではなく、沢山の仲間がいます。共に力を合わせて人生讃歌を歌い上げたいと思います。"

「覚えている あなたの温かな手を

 覚えている あなたの優しい声を

 覚えている あなたのまっすぐな眼差しと

 静かな祈りを

 覚えている あなたの大切な夢を

 覚えている あなたの明日に向けた笑顔を

 あなたとの思い出を胸に

 一歩一歩前へ

 毎日の喜びと悲しみを抱きしめながら

 一歩一歩 前へ

 一歩一歩 前へ」佐藤賢太郎作曲

すべてに心がこもっていた。

お母さん、おばあちゃんを応援しに来られた御家族もいる。

自分を支えてくれている人達、支え続けてくれた人達、その人達の思いを忘れるなとのメッセージととった。

晴れやかな思いで家路についた。

次は武道館も夢ではないなと確信した。

早くこの報告を伝えたく、Sさんがリハビリにみえる日を、ワクワクしながら待っている。

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ただ一点から昇る